モロッコ旅行 3

miyatan2009-12-08

 三日連続旅行記更新、はさすがに疲れてきた。記憶が鮮明なうちに、とは思っているが。明日休もうかな。。。

11月23日(月)
 とりあえず、今泊まっている宿にそのまま延泊する事に決めた。交渉して、今よりも少し安い部屋、60DHのシングルの部屋に変更してもらった。ベッドは小さくなったけど、まあいいかなあと。

 友人に勧められていた、有名なホテルアリのツアーに申し込みをする。元々は一泊二日のつもりだったけど、なんかサハラ砂漠のもっと奥の方まで見たい、という欲が出てきて、結局にはく三日のツアーを申し込んだ。二泊三日で950DH。参加者の合計人数によって金額が代わるシステムらしいけど、運良く一番安い設定金額で参加することが出来た。

 有名なエル・ジャマ・フナ広場は、とにかく広い。そして活気がある。その場でオレンジを絞ってくれるオレンジジュースの屋台が多い。屋台の人がものすごくフレンドリーで、ついつい買ってしまう。冷えてはいないけど、絞りたてなので美味しい。

 とりあえず、街の奥のほうに歩いてみる。ここの町並みはやや新しいとはいえ、モロッコの古い町並みを訪れて感じることがある。日本は割りと、古い町並みをまとめて再開発の名の元に、別の街へと作り変えることが多い。モロッコの町並みは、古い町並みを修繕しながら、古くなった箇所を直しながらも、生き続けていると思う。街の構造は昔のありし日のままであり、時代に合わせて現代風へと生まれ変わっている。勿論現代風の新市街地も、元々市街地があった場所からは少し離れた土地のある場所には広がってはいるが。

 フェズで断念した皮なめし職人街「タンネリ」に行ってみる。途中でタンネリはこっちだよ、という人がいて、お金はいらないというから着いていってみる。途中から、ガイドっぽい人に交代。牛やヤギや羊の皮に、染色する作業。駱駝の皮もある。とにかく、においがすごい。強烈過ぎる。よくこんな場所で働けるなあと。でもなんかすごい光景。3Kの世界。でもこうやって革製品は作られるんだなあ、と思う。土産物屋につれられるが、あまり興味を引くものも無かったので、買うのをやめる。買い物をしなかった場合、10DH程度のチップを払うシステムになっている、とガイドブックに書いてあったので、その通りに払う。50DHくれ、とか言われたけど、とことん無視する。さっきここまで案内してくれた人が、やはりチップくれみたいなこと言ってきたけど、お金はいらないって初めに言っただろう、と突っぱねる。なあんか、こういうところがなあと思う。

 バヒア宮殿に入る。中はとにかく迷路のようで、本当に出口がわからなくてあせった。なぜか、自動車のドアだけを円形状に置いているオブジェがあった。不思議である。

 夕方になると、フナ広場はどこからともなく屋台がたくさん出てくる。オレンジジュースの屋台は、一部がグレープフルーツジュースに変わっていた。相変わらずフレンドリーである。

 とりあえず、色々とつまんでみる。一昨日フェズの街角で見た、バケツ一杯のカタツムリ。巨大な鍋に貝の煮込み料理のようにカタツムリの煮込み鍋料理が売られていた。味は、まあまあ。とりあえず、カタツムリと思って食べると食欲がなくなるので、貝だと思って食べる。あれだけの数のカタツムリ、どうやって養殖しているんだろうか。

 適当に呼ばれて入って、クスクスを注文。30DHと確かに書いてあった。トマトソースとパンが出される。クスクス、悲しいくらいにまずかった。普段は基本的に出された料理を残すことはまず無いんだけど、食べ残したのは本当に久しぶり。

 会計の段階で、50DHと言われる。納得いかない様子でいると、下手糞な英語でトマトソースが10DHで、パンが10DHとか言う。更にすると、40DHに下がる。本当はセットで10DHだったとか言うこと。今まで一度の付け合せのパンに料金を請求された事が無かったのに。頼んでもいないのに納得できないと、散々もめた挙句5DH割り引いて、35DHで決着する。それでも納得いかない部分は多いけど。そりゃまあ、日本円にしたらたいした金額じゃないかもしれないけど、性格的にそういうの許せないので。第一そうやって、不慣れな観光客に吹っかけて小銭を稼いでいるというのが、ハッキリ言ってむかつく。と同時に悲しくなってくる。モロッコも三日目。この国が持つ観光資源、風景と比較して、いまいち心の底から今回の旅を楽しんでいると言い切れないのは、間違いなくその国の「人」にあると思う。今まで行った国ではインド、ベトナムと並んでいると思う。

 とりあえず、26番の屋台には近づかないで下さい。全部の屋台に番号が振ってあるので。最も、場所が変わっていたらどうしようもないけど。このネタ、ガイドブックの投稿欄に本気で書き込もうかな。。。

 つかれきった心を癒すためにも、ハマムに入る。モロッコ式のお風呂。トルコ風呂とも似ている。とりあえずドーム状の蒸し風呂でパンツ一丁の状態で入り、うつ伏せになる。お兄さんが入ってきて、ごしごしと体中の垢を落としてくれる。反対向きになり、更にごしごしと。次はオイルマッサージ。モロッコでしか取れない、というアルガンオイルで全身エステ。気持ちよかった。先ほどの不快な気分が吹っ飛ぶかのようだった。

 明日からは、いよいよサハラ砂漠へと向かう。。。