正倉院展@奈良国立博物館

miyatan2007-11-10

 有言実行。という事で、昨日書いたとおり奈良国立博物館正倉院展に行ってきた。

http://www.narahaku.go.jp/exhib/2007toku/shosoin/shosoin-1.htm

 奈良…結構遠かった。直線距離ではそうでもないけど、乗換え三回、DoorToDoorで会場まで二時間以上。いったん東梅田まで出て、JR大阪駅から大阪環状線、鶴橋で乗換え近鉄奈良線近鉄奈良まで。相変わらず、鶴橋駅はホームに降り立った瞬間に辺りから焼肉のにおいがする…。近鉄奈良線は、関西私鉄の中では阪急神戸線と並んで、景色の変化が楽しめるので好きである。
 奈良公園に行く。三年前の六月に訪問したときと違って、かなり観光客が多い。それゆえに、鹿が疲れているのか、お腹が一杯なのか、鹿せんべいを目の前にちらつかせても、反応が鈍い。今晩は、夢の中にまで鹿が出てきてうなされることは無いだろう。でもちょっと、鹿に囲まれたいかも。(笑)
 修学旅行生は、今回はあまりいなかった。前回はすごく多くて、東大寺辺りにはやたらと鹿のカチューシャを買って着けている中学生がいて、
 「おまいらは、それを地元に帰っても身につけるのかと小一時間問い詰めたい。」(←2ちゃんねる風)
 という感じであった。勢いで勝って、あとでかぶる機会も無いまま、埃をかぶっていそう…。
 夕方頃が空いていると聞いて、四時半に着いたが、館内はもうラッシュアワー並みの大混雑。展示物を見ようにもなかなか進まないし、見ていても後ろから押されるし…。とにかく疲れた。
 聖武天皇の遺品、それこそ海のシルクロードを渡った品々が、正倉院にその宝物が保管されてきていて、普段はそれらは非公開であるが、毎年正倉院展で少しずつ展示しているという。それゆえに、毎年展示物が違うので、恐らく好きな人は毎年来ているのであろう。
 正直、歴史には興味があっても、あまり宝物には興味が無いのかな、と感じた。それ以上に、あまりの人の多さに、ラッシュアワー並みの混雑に疲れた。でもまあ、また招待券もらえたら行くと思う。機会が無ければ、わざわざ行くほどまでではないかな。
 チケットには奈良国立博物館の常設展の分もあったので、そちらも訪問。こちらは、ひたすら仏像の展示と、中国製の青銅器の展示。あまり混んでいなくって、ゆっくり見れてよかった。
 丁度会場を出た頃、日が暮れて辺りが暗くなっていた。運良く、燈火会をやっていて、暗闇の中に数々の蝋燭が入った灯篭がともり、幻想的でものすごい美しかった。

http://www.narahaku.go.jp/news/59s-event/tokae_flier.htm

 たまたま昨日と今日だけだったので、運がよかった。各灯篭の中には、水に蝋燭が浮かべてあって、蝋燭が燃え尽きたら火が消える構造になっているようである。

 奈良に行く機会はあまりないし、大阪に転勤になってから初めて行ったけど、中々いい所ですね。住環境もよさそうだし。また機会があれば、ゆっくりとまわりたいなあ。また、鹿と戯れながら。そしてまた、夢の中まで鹿に囲まれる、と。(笑)