沖縄三日目

 更新が滞りました。東京出張の後、三連休を実家で過ごしました。上手く予定があってくれてラッキーとはいうものの、楽しみにしていた花火大会は台風であいにくの中止。台風が去ったと思ったら、今度は新潟でまた大地震。柏崎の原発が燃えていた時は正直焦りました。最悪の展開は避けられたものの、テレビ中継を見る限り、目を覆いたくなるような光景。一刻も早い回復をお祈りしています。ついでに、参議院選挙の事前投票に行ってきました。ぶっちゃけ、支持政党とかは特に無いのですが、与党には入れたくなかったので、それなりの所に。というか、色々な政党があって、正直よくわかりません。自民党民主党公明党共産党社民党、以外は全く分かりません。周りの知人・友人並びに親戚にまったくといっていいほど支持者がいないにもかかわらず、公明党がなぜ毎回当選するんだか理解できません。でも自分の知らない所に、ものすごい膨大な支持者がいるらしい。
 昨日は、中高の同級生であるtakash氏が一年間バンクーバーに留学に行くとの事で、壮行会を兼ねて友人たちと横浜界隈に集まって、カラオケ行ってから中華街でお食事でした。四川料理のお店に行って、麻婆豆腐が死ぬほど辛くて…。舌が火傷しそう。山椒の味が心地よいとはいえ、辛いの苦手かも…。

6月29日(金)
 短い滞在であったが、今日で小浜島ともお別れである。桟橋まで車で送ってもらう。本当に、人間の原点に返ったかのような生活がそこにはあった。何があるわけでもないが、どこと無く懐かしいような、幼い日に戻ったかのような景色。高速船は、波しぶきを上げながら小浜島を後にする。
 石垣島の桟橋で、ロッカーに荷物を預けて、市街地を散策する。母親からミンサー織りのお土産を頼まれていたので、近くにあったお店に入る。お店のおばちゃんがなかなか面白かった。なんとも息子さんが、沖縄から神奈川県まで、フェリーのって原チャリで行ったとか。なかなかの行動力である。神奈川県にある私立大学に行っているらしい。ミンサー織りにも色々種類があって、その一つである八重山諸島発祥の八重山ミンサーは、五つの■と四つの■で構成された絣模様を特徴とするもので、愛のメッセージが込められているらしい。更に隣のお店で、緑色のガラスのネックレスを半ば衝動買い。すこしアクセサリーを身につけて、お洒落に挑戦してみようかな。柄でもないけど。
 白保海岸の珊瑚礁とか川平湾を見学しようとも思いつつも、六時間弱では時間的に厳しい。今度石垣島に来る機会があったら、ゆっくりと観光したいな。市街地の少し裏側に入ったところにある宮良殿内を見学。琉球王朝時代、島役人の頭であった宮良氏の屋敷。士族屋敷の様式を残した建物で、国の重要文化財に指定されているとともに、現役の住居でもある。赤瓦の屋根、枯山水の日本庭園、岩に染み入る蝉の声、どこと無く不思議な空間である。それにしても石垣島は、うだるような暑さである。
 15:55発の全日空1778便で那覇に戻る。那覇空港駅からゆいレールで、旭橋駅で下車、その後海岸方面二十分くらい歩いて、本日の宿泊地である民宿・グリーンハウスにたどり着く。一泊二千円というだけあって、建物自体は相当古めかしいが、部屋は意外と広い。畳の部屋に布団が敷いてあって、扇風機とテレビがある程度であったが、学生向けの下宿屋のようなつくりである。本当に、壁が全部緑色で塗られていて、まさしく自分向きの建物であった。どうせ寝るだけの宿なので、これくらいの方がいいかも。
 ゆいレール乗り放題三日券を購入した。三日間で1400円。元取れるように乗りまくろう。とりあえず、旭橋からおもろまちに向かう。ゆいレール、それにしても観光客の比率が高い。まあ、空港直結だからそうなんだろうけど。米軍基地が部分的に返還されて再開発された新市街地、おもろまち。駅を降りて目立つのはDFSの看板を掲げるデューティーフリーショップ。空港以外にあるデューティーフリーショップは国内唯一らしい。沖縄から出発する客のみに販売され、買った品物は那覇空港で引き取るらしい。今朝までいた小浜島とは全く対照的な、近代的で冷房が効いていて、巨大な建物。バーバリー、ブルガリカルティエ、ルイヴィトン、プラダディオール、サルヴァトーレ・フェラガモ、カルバン・クライン、一流のブランド品が並ぶ。別世界のような空間。結局何も買わなかったけど。小心者なので、無くしたり汚したり傷つけたりするのが怖くて、なかなか購入に踏み切れません。憧れはあるけど、結局ブランド品を身にまとうには、それに値するだけの人間にならなければいけない、ブランド品を買い漁るのはそれこそ「豚に真珠」なんていう信条もあるし。まあブランド品のお店の商品自体、いいものが揃っているので見ていて飽きないし、空港での飛行機街の時間に実際によく観に行っている。
 松山町という繁華街で夕食を食べて、少し飲んで宿に戻る。結局沖縄だろうがどこだろうが、いわゆる客引きがいる「お姉さんのお店」ってあるんですね。法律が厳しくなって、昔ほど客引きがしつこくなくなって、ホッとしているけど。沖縄のお姐さんってどんな感じだろう、なんて少しは気になったけど、それ以上に暑くて疲れがたまっていたので、かえってすぐに寝た。