鳥取の研修所 下

 一日空いてしまった。。。記憶から消えないうちに書き留めておく。

 結局何をやるのか今ひとつハッキリしないまま鳥取に行ったが、早い話が英語研修である。各部門の中でも語学力が高めの人を選抜して、日本と海外との架け橋になる人材を育てる、という趣旨らしい。とはいっても、今年から始まった制度なので、どうも人事も手探り状態のような気がした。

 一回目はプレゼンテーション研修。最初は、英語のプレゼンテーションを効果的に進める為の方法論の講義をやった。改めて聞いてみると、ものすごい特別な話は無かったにしても、結構目から鱗だった。効果的な接続詞の使い方、話のつなぎ方、などなど。勿論、講義は全部英語。

 研修の最後には、プレゼンの実習がある。テーマは、この一年の目標。7分間のプレゼンと3分間の質疑応答。一応事前に少し考えてきたものの、なかなか考えがまとまらない。結局出たり入ったり、12時くらいまで色々考えて、とりあえず原稿を書いてみた。皆さん真面目な方ばかりで、遅くまで原稿を書き、熱心に講師(勿論ネイティブの講師)に添削してもらった。

 翌朝温泉に入って、朝食をとって、8時から再開。講師の先生も本当に熱心で、しがないプレゼンを一時間くらい付きっ切りで添削してくれた。この話とこの話は内容がかぶるから削ったほうがいいとか、ここはこういう表現にした方が効果的とか。この単語を強調したほうがいいとか、こことここは間を開けたほうがいいとか。本当に熱心で、すごくありがたかった。同時並行でパワーポイントでのプレゼンテーションを、即興で作った。即興なので、とにかくシンプルに。

 昼食後、いよいよ本番。順番はアルファベット順。まあ、予め順番がわかっていたほうが緊張しないし、心遣いにホッとした。本番中は、原稿は読んでもいいけど、他の人のプレゼンはしっかりと聞いて、質問をすることとの事。皆さんレベルが高くて、やっていけるかどうか不安も無くは無いけど、まあ何とかなるだろうと、ポジティブ思考で望む。

 結局質問できるかどうかは、プレゼンの内容云々よりも、そのプレゼンにどれくらい興味がもてるか、どれくらいその前提となる知識があるか、だと思えた。というのも、大体皆さん業務の内容と自分の目標を絡めてプレゼンしているので、その業務とかかわりの深い人が質問しているように思えたし、結局自分が質問したのも、自らの業務と深く関わっているプレゼンのみだった。

 やっぱり前に立つとものすごく緊張する。いくら大学時代に演劇やっていたとはいえ、営業やっていた頃に何回か客先でプレゼン(英語、日本語ともに)した事があるとはいえ。自らの自己紹介と、自分の部門の簡単な説明、自分が今やっている仕事の一部と将来の抱負、みたいな感じでプレゼンした。

 英語のプレゼンは、語学力だけじゃないなあ、と思う。それこそ、自らの考えを、情熱的に語り、わかりやすく、簡潔に、ポイントをつかんで伝える必要がある。と同時に、英語の発音のよしあしだけではなく、プレゼンターの話し方、声の通り方、しぐさ、情熱、話を姿勢、態度、視線の送り方。。。すべてが出てくる。話の内容、話し方。まあ、「無難に」こなしたとはいえ、まだまだ課題は多い。。。もうちょっとスラスラと話せたら、もうちょっとアドリブをうまく聞かせることができたら、●●ができたら、が多い。

 元同じ部署の後輩のMさんとか、広報の同期のHさんとか、女性も結構多かった。元々知っている人も何人かいるとはいえ、知らない人が大半だった。中々他の部署の人と知り合う機会も少ないので、こういう機会もいかしていきたい。最終報告会で自信を持って、一年間頑張りましたと胸を張って言えるように、普段の業務との兼ね合いから大変だけど、何とかやっていきたいと強く思った。

 ちなみに、作ったプレゼンテーションの背景色は、勿論「緑色」です。(笑)