鳥取の研修所 上

 とにかく疲れた。鳥取、何気に遠い。明日は有休とったので、ゆっくりできそう。

 疲れているので、研修云々のことは明日以降書く事にして、とりあえず研修所のことを書いてみる。

 大阪駅からスーパーはくとに乗って、鳥取駅まで。鳥取駅であわてて駅弁を買って、山陰本線のとっとりライナーに乗り換え、途中で降りて研修所まで歩く。一応、新入社員研修のときにラリーで走り回った町なので、記憶を頼りに研修所に向かう。変わらないのどかな景色、町並み。

 国道9号線沿いに近未来的な建物が。かつてあった施設は完全に跡形も無く取り壊され、周囲の町と海岸だけは変わっていない。それくらい変わっていた。

 研修所は、会議室と宿泊エリアに分かれている。広いロビーや各部屋からは、どの部屋からも日本海が望める。残念ながら雨が降っていたが。なんかも、豪華リゾートホテルのようである。かつてあったあの古い建物からは、想像もつかない。

 建物は六階建てで、国道に面した入り口は三階部分なので、国道側から見たらそこまで高い建物には見えない。宿泊部屋はツインルームで、およそ40平米くらい。テレビは、AQUOSの32インチテレビ。しかも、オンディマンド式で映画まで見れてしまう。部屋にはウォッシュレットトイレや浴槽付お風呂だけではなく、アメニティーグッズまでも完備。ちなみに最上階の部屋は、100平米くらいあるらしい。VIPルーム、みたい。40平米の部屋でも、十分広いと思うけど。冷蔵庫にお茶や、ミネラルウォーター、ビールがついていて、無料で飲んでいいようである。

 大小様々な会議室があって、一番大きい円形の部屋には同時通訳の設備も着いているらしい。あちこちに置物が置かれている。

 食事も本当に豪華。新入社員研修のときも食事だけは豪勢だったけど、それ以上。本当に、高級リゾートホテルのよう。到底、工場の食堂と同じ業者が入っているとは思えない、力の入れよう。おかずの数も半端無く多かったし、デザートまでつくし、ご飯は「かにご飯」。

 周辺は整地され、色々な草花が植えられていた。段々と、花園のような景色になってくるのであろう。まさしく至れり尽くしである。

 てか、今年の新入社員の合宿研修、こんな場所でやったんですか。。。(--; 結構ジェラシー。。。

 うちらの時は、何をやるのかも殆ど前もって知らされず、バスで連れられ、一週間缶詰状態。建物がぼろくて、ちょっと泣きそうになる。慣れるまでは異様な雰囲気だったし。慣れちゃえば楽しかったけど。

 ツインルーム、なんて夢のようで、畳のたこ部屋に足の踏み場も無いくらいに布団が敷かれて、雑魚寝状態。まあもっとも、男部屋なんているの時代もそんなもんだろうけど、同期の女の子の中で誰が可愛いとか、どの子は彼氏がいるとか、どの子は彼氏がいないから狙い目だとか、そんな話で夜通し盛り上がる。しかも、誰とはいわないけど、私が聞いたときには彼氏はいないとか答えたり、あいまいな答えをしていたけど、他の男性が聞いたら彼氏の存在をはっきりと答えた女性もいた。なんでだろう。。。

 そんな施設の、記憶の断片すら残らないくらいに更地にされ、信じられないくらい豪華な施設に生まれ変わる。いまだに狐につままれたような気分。

 まあ、研修自体は夜遅くまで寝る時間を削って課題をやっていて大変だったけど、夢のような楽しい時間でもあった。研修の事はまた後日書きます。