リーマン・ブラザース経営破綻 2

 大して書くようなこともないので、昨日の続き。

 大型破綻、の割には路頭に迷うであろう方々への同情論があまり聞こえないのは気のせいでしょうか。リーマンブラザーズ本体自体は、あまり潰れても大して気にされていない印象を受ける。

 その一方で公的資金注入に否定的だった米政府も、米連邦準備制度理事会FRB)が、保険世界最大手の米AIGを救済するため、最大850億ドル(約9兆円)を緊急融資する事を発表している。

 まあ保険金払い込んで、返ってきませんでした、ではさすがに可哀想過ぎるから、かな。AIGグループAIU保険は、最近海外旅行の際によく旅行保険で愛用している。アメリカと敵対している国を旅行中に被害にあっても、全く補償つかないけどね。

 米政府はリーマンブラザーズをつぶしても、AIGは守りたい様子。証券会社は潰しても、保険会社は守りたいみたい。

 一般的に、アメリカって銀行員よりも証券会社の社員のほうが上に見られるみたい。日本はその逆かも。最も最近はその傾向もなくなりつつあるけど。その代わり路頭に迷っても、国は知りませんよ、自分で責任取って下さい、なのかな。自己責任を重んじるアメリカ社会、らしいのかもしれない。