トルコ旅行 8 (完結編)

miyatan2009-01-28

 長かったトルコ旅行編も、今回で最終章です。ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございました。

11月 1日(土)
 サフランボルでキセキの再会を果たした女性、ぽこにゃん氏とこの宿でも再会した。というのも、たまたまドミで同室になった男性がその彼女と一緒にカッパドキアからイスタンブールに移動したらしく、その彼が私の事を話してくれたらしく、再会する運びとなった。その後三人で食事に行く。その彼は大手船会社勤務で、ぽこにゃん氏は大手の銀行勤務で、まあ結局まとまった休み取れる業種って限られているんだろうなあと思う。

 飛行機の時間の関係もあり、お土産も買いたかったので、二人とは別れて、取り急ぎ近くのスーパーで紅茶を纏め買いする。まあ、観光客向けのお土産屋よりも、スーパーや市場のほうが安いかなあ、と思って。昼過ぎのルフトハンザ機でフランクフルトに戻る。

 荷物を着ないに預けたまま、僅か五時間の乗り継ぎ時間の合間を縫って市内観光に出かける。空港から市内中心部までたったの10km程度。しかも電車で一本。以前行った時から知っていたけど、ドイツの電車には改札がない。その代わり検札に見つかると罰金をかなり取られるらしい。キリスト教的な考え方に基づいているのであろう。しかも、社内に自転車持ち込みOK。清潔な国、のイメージとは裏腹に、電車の社内には引っかき傷のような落書きも多かった。

 ドイツ関係のガイドブックは手元になかったので、途中で見せてもらったガイドブックの該当箇所を書き写して、必死に中心部への行き方を勉強した。11月初旬とはいっても、日本の同時期と比較するとかなり寒く、すっかり冬模様である。とにかく寒い。

 スピーカーから「アザーン」が流れることもなく、モスクもなく、重厚壮大な教会が聳え立ち、鐘の音が辺りに鳴り響く。いかにも、ヨーロッパという感じ。ユーロ安になってきたとはいえ、まだまだ物価は高い。摩天楼の高層ビルが聳え立つ一方で、中世の感じのかわいらしい建物も立ち並ぶ。マイン川に架かる橋の上からも、高層ビルが望める。その一方で鬱蒼とした森も隣接していて、ちょっと不思議な感じ。でもなんとなく過ごしやすそう。

 レーマー広場の一帯には、可愛らしい中世風の建物が立ち並ぶ。ビールの国といえども、相変わらずビールは大の苦手。フランクフルトで食べる「フランクフルトソーセージ」、パン、名産品のりんご酒(Apfelwein)で乾杯。ソフトな飲み口の反面、アルコールは少し強いかも。一瞬とはいえ、ドイツを楽しんだ気分。

 電車で空港に戻り、成田行きの全日空に乗り込む。帰りも運良く、オンデマンド式のビデオ付の座席。井上真央ちゃん主演の映画「花より男子」を観る。井上真央ちゃん、かわいいなあ、嵐はどうでもいいけど。かなり昔、内田有紀主演でテレビドラマでやっていたような。

 日本時間の翌日、2日に帰国。カッパドキアやフランクフルトの寒さと比較すると、日本はまだ暖かい。あっという間だったけど、すごく楽しかった。また、どこかに旅に出たいなあ。。。

(完)