北海道旅行 6

miyatan2009-08-26

8月13日(木)
 まさかのまさか、とはいっても天気予報どおり、朝から雨に降られる。旅している間は晴れ男かな、なんて思っていたけど、悔しい。加えて、少し肌寒い。

 ラベンダー畑の、ファーム富田を目指す。五分程度歩いたら、着いた。ラベンダーの本格的なシーズンこそははずしたが、いわゆる「遅咲きのラベンダー」が満開に咲き誇っていた。それぞれ名前がつけられた畑があり、それぞれ花が咲き誇っていた。

 その後、北西山町営ラベンダー園に行く。山の斜面に、ラベンダーを初めとする花が植えられていて、リフトに乗って花畑を上から眺めることができる。丁度、雨も激しくなり、風も強くなってきた。なんて思っているうちに、悪天候のためリフトの運行が中止になった。残念である。


 仕方なく、再びファーム富田に戻る。普通のラベンダーの時期は既に終わっていて、花びらがなくなって茎だけになったのが残っていた。とはいっても、まだ咲いている花もあり、遅咲きのラベンダーも満開。


 花の事は詳しくは無いけど、ラベンダーの香りは昔から好き。かいでいるとホッとするというか。リラックスの作用もあるらしい。お香とかアロマテラピーにも興味があるので、余裕があればやってみたい。

 お土産屋でお土産を買う。ファーム富田の苦難の歴史も展示されていた。三十年以上前に全盛期を誇っていたが、輸入物の香料に押されて、廃業に追い込まれる農家も多かった。ところが当時の国鉄のカレンダーの写真にラベンダー畑が採用されると、再びブームが起こった。その後ドラマ「北の国から」が放送されると、舞台となった富良野は再び脚光を浴びるようになって来た。富良野のラベンダーの人気は復活した。実際に、訪問した日も観光客は多かった。

 どんなに苦しくても、困難にぶつかっても、その可能性を信じてやりぬく強さ、情熱、本当に尊敬したくなる。今年は天候が不順で、ラベンダーの開花状況もあまりよくなかったようである。

 中富良野駅から13:44の「富良野・美瑛ノロッコ3号」に乗る。いわゆる観光列車で、富良野や美瑛の景色を堪能できるようにゆっくり走るレトロの車両である。まもなく富良野駅に到着。駅に着くと、「北の国から」のテーマ曲が流れる。


 駅近くの「くまげら」に入り、「和牛刺身丼」を食べる。「北の国から」でも登場した由緒ある食堂である。とろけるような舌触りで、本当に美味しかった。


 15:45富良野発の根室本線に乗り、滝川で函館本線に乗り換え、岩見沢で乗り継ぎ、札幌で更に乗り換え、新千歳空港に到着。あまり時間も無かったけど、空港でお土産を色々と買う。生キャラメル、夕張メロンゼリー、チョコレート、などなど。北海道は食べ物が美味しい。

 20:45の全日空82便。本当は二階建ての二階の席を予約したはずなんだけど、機体が変更になったらしく、普通の機体の窓側の席だった。一度くらい二階建てジェット機の二階に乗ってみたかったので、残念。

 振り返っても、あっという間の6日間。9年ぶり、4回目の北海道。またいつの日か、行ってみたいな。

(完)