足摺岬〜土佐清水〜龍串〜宿毛〜高知

 あさはゆっくりと、足摺岬周辺を散歩する。団体観光客も多かったとはいえ、交通不便な四国最南端ということもあって、日常の喧騒から離れていい気分転換になっている。バスに乗って、途中の土佐清水バスセンターで乗り継いで、龍串海底館のバス停で降りる。海中にある展望塔であり、海底7メートルの深さから海の生物が観察できる自然の水族館みたいなものである。夏休みということもあって、家族連れで賑わっていた。半年前のスキューバダイビングのようである。あまり魚のことは詳しくないが、一部の魚の動きが、群れでダンスをしているかのようで、興味深かった。
 その後近くの龍串海岸へ。泥質、砂質の堆積岩が風波の浸食を受けて出来た、独特の景観が続く。青森県の深浦海岸を思い出す絶景である。かなり滑りやすい海岸を一周する。やはり一人旅をしていると写真を撮るのが大変である。何度かセルフタイマーに挑戦しているが、置く場所が不安定だとどうも上手くいかない。まあ最近デジカメに変えたので、だいぶやりやすくはなったものの。
 バスに乗って、宿毛駅へ。昨日と同じ列車に乗って、そのまま高知へ向かう。またまた「アンパンマン列車」列車は意外と込んでいる。途中で自由席が満員になる。四国の列車・幹線は、半分近くが特急である。あまり首都圏に住んでいると実感しないが。高知県内の列車は全く電化されいないので、ひたすらディーゼル車である。途中の土佐くろしお鉄道区間の車掌は、結構若くて綺麗な女性で、ちょっと見とれていた。(*^^*) 窪川を過ぎて土讃線に入ると、JR四国の管内に入り、車掌が男性になった。少し太っていて、見ていて暑苦しかった。(←ごめんなさい)
 昨日も今日も、宿の夕食で「カツオのタタキ」が出た。やはり高知県というとカツオのたたきなのかな、と思えたし、すごく美味しかった。四国といえば、自慢ではないが、いまだに高知県出身、の人に会ったことがない。大学時代ならびに社会人になって、他の三県の出身の人は、ゼミなりサークルなり、どこかでいたはずであるが、周りの知り合いの顔を思い浮かべても、高知県出身の人が思い浮かばない…不思議である。
 明日は、ごめん・なはり線を乗り継ぎ、奈半利駅からバスで室戸岬に向かい、その後バスで甲浦に向かい、そこから阿佐海岸鉄道牟岐線を乗り継ぎ徳島まで行き、阿波踊りを見物する予定である。