ボーナス支給日=成績発表

 夏のボーナスの支給日。いわゆる役職付の人たちが呼ばれて支給式が行われ、社長の話を聞かされて、そのまま明細が書かれた紙を事務所に持って帰って、お話がされて、一人一人に明細が手渡される。
 でも何気に憂鬱だったりする。勿論もらえるんだけど。うちの会社入社時はほぼ一律なんだけど、段々年数を経るごとに、査定によってもらえる額が上下してくる。一応夏のボーナスは前年下期、冬のボーナスは前年上期の査定で、管理職が一堂に集まって査定会議をするらしい。一ヶ月前に、そんな世にも恐ろしい会議が自分の机のすぐ横の会議室で行われていたらしい。要するに、普段の仕事振りが評価されているかどうか、成績発表のようなものである。同じ大卒同期でも、月給ならまだそれほどでもないと思うけど、ボーナスは段々差が大きくなってきている、はず…。ものすごいシビア、っていうほどまではまだ行かないけど。以前は上司に呼ばれて、君の評価は××で、こういう所の成長や結果は評価するけど、こういう所はもっと頑張って欲しい、なんて色々と面談で言われる。なので、支給日直前は、もらえるのは嬉しい反面、呼び出されるといつもドキドキする。
 ところが、異動になってからそういう機会がない…。というわけで、今日明細の紙の端っこの方を切って中身を見るまでは、どういう評価なのか分からない…。てか、そもそも何を評価されているのか分からない。たいした事していないような…、最近地味な作業ばかりだし…。結構小心者なんですよ。大学受験のときも、結局会場まで合格発表見ることなく、終わったので。試験の手ごたえも全くなく、模試での判定もよくなくて、それゆえに届いた合格発表の紙の封筒を開ける勇気もなく、絶対に落ちていると思い込んでいて、存在すら忘れたくなってきて、なんて思っていたその翌日に速達で入学手続きの書類が届いて、驚いたという今なら笑えるエピソードもあるくらいなので。
 結局会社では封を開けずに、部屋に戻ってからドキドキしながら恐る恐る封を切る。結果は…秘密です。とりあえずは貯金します。あまり健全な状態ではない自分のBS(バランスシート)の健全化を図ります。余りにも膨大な夫妻を抱えるのは、精神衛生上よくないので。とりあえず、固定費は今かなり押さえてあるので気が楽。まあとりあえず、大きな買い物した月や、海外旅行に行った月を除けばPL上はマイナスになることはまずない生活ぶりなので。今はとにかく、月末に予定しているバースデー旅行が楽しみ。かなり仕事の関係者には前もって宣言しているし、勤務台帳に上司の印鑑もらっているし、余程のことがない限り大丈夫、と信じていたいです。