博多・筑豊

miyatan2007-09-14

 写真は、博多・中州の博多ラーメン屋。博多ラーメンいいですね。とんこつスープに、替玉を何倍も入れて、歯ごたえのある細麺。そして、知る人ぞ知るミュージシャン大国。よく知られている人では、井上陽水川嶋あい、KAN(愛は勝つの人)、椎名林檎徳永英明広瀬香美YUI草野マサムネ(スピッツ)、浜崎あゆみ氷川きよしMISIA武田鉄矢チェッカーズCHAGE&ASKA175R、など多数。豪華な顔ぶれ。人口から考えたら、すごい輩出率じゃないですか?
 なんか、我ながらバカらしい趣味とはいえ、何となく今までのったことのない福岡県内のローカル線を乗る。五時前に博多駅を出発。ルートは、博多→折尾→若松→折尾→新飯塚田川後藤寺新飯塚桂川長者原桂川→原田。その後原田→小倉→門司→下関→糸崎→姫路→大阪。時間のある方は、時刻表を見てください。我ながらバカらしくもなってくるけど、その一方で見たことのない景色を見たり、時刻表とにらめっこしながら効率よくいかにして未乗車間をなくしていくか、というパズルが楽しいし、不思議な達成感がある。行ったり来たりを三回繰り返している所が、、、(以下略) まあ以前出張の帰りに飛行機の時間までかなり余っていたので、博多→香椎(香椎線)→宇美、宇美(香椎線)→長者原篠栗線)→博多なんて事もやったし。(笑) おかげさまで、JR九州地区で乗ったことがないのが、日南線の青島より南側と、吉都線三角線博多南線香椎線の香椎〜西戸崎だけになりました。
 まあ、余りにもオタク的になってきたので、今回初めて行った筑豊地方に関して、少し書いてみる。筑前国と、豊前国から一文字とって、筑豊と呼ぶが、どちらかといえば、明治時代以降石炭で栄えた地域。福岡県と北海道は、特に炭田が多かった。と同時に、石炭が斜陽産業になると同時に、繁栄を失った地域も多い。あの今マスコミに取り沙汰されている北海道夕張市も、かつて石炭で栄えた都市である。筑豊以外に、大牟田辺りもそうなんだけど。あとは、フラガールの舞台にもなった福島県いわき市も有名かな。炭鉱夫なんて、日本でもっとも危険な職業のうちのひとつであるように、かつて炭田の落盤事故で、大量の死者が出たこともある。何となく、幼稚園だか小学校だかの頃に、福岡県の三井三池炭鉱の落盤事故、なんて記憶がある。そして、石炭の積み出しと、ローカル輸送で、大量のローカル線が敷設され、そして国鉄末期にかなりの路線が廃止された。福岡県なんて、それこそ網の目のような路線がかつてはあった。そして廃止されていった。地下資源で栄えた場所は、地下資源の枯渇、産業の衰退とともに、街が衰退していくのは、世の常なのだろうか。石炭が衰退していく中で、転換が成功したのが、福島県いわき市、失敗したのが北海道夕張市、といったところだろうか。
 話はそれたが、今回初めて乗った筑豊本線。本線という割には、距離の割りに全く統一感がない。「本線」とはいうものの、ローカル線である。かつては寝台特急も走っていたらしいが。若松付近は、北九州都市圏の生活路線。折尾から先は普通のローカル線でありながら、新飯塚辺りからは博多への直行列車も頻繁に走り、福岡都市圏といった感じ。福北ゆたか線、なんて言われている。駅前にマンションがどんどん建設されていた。桂川〜原田は、一日十本にも満たない、本当のローカル線という感じであった。
 それにしても、JR九州ボックスシートが多いので、快適。JR西日本エリアも、長距離を走る列車に関してはボックスシートが多いので、快適である。f福岡から大阪まで全部ボックスシートだったので、気が向いたら窓の外の景色を楽しみ、疲れたら眠りについて。。。おなかが空いたらお菓子や弁当をほおばり。ダイエット中なので、少し遠慮しておいたけど。JR東日本や東海が、どんどんボックスシートを減らしているのとは大違い。最近、横須賀線で特に、本当に見なくなった。ペットボトルのお茶を飲むことさえも、憚れる。やはり、長距離列車は、ボックスシート万歳である。
 また18切符の季節になったら、出かけよう。まだ見たことの無い景色を求めて。