エルサレムからです 2

miyatan2007-09-26

 再び、エルサレムからです。
 昨日は、嘆きの壁と、聖墳墓教会を訪問。三人で観光中で、途中から一名合流。合計四名の旅。
 嘆きの壁ユダヤ教の神殿跡で、神聖なるユダヤ教徒がお祈りする場所。訪問する時は小さな帽子を着けなければならない。それにしても、神聖なユダヤ教徒は、黒服に、黒い帽子をかぶっているので、思わず映画ゴッドファーザーや、ロードトゥーパーティッションを思い出す。
 聖墳墓教会は、イエスキリストが処刑されたとされるゴルゴダの丘の跡にたてられた教会、らしい。中学、高校とキリスト教の高校に通ったのに、あまり良くわからない…。せっかく勉強する機会があったのに、もっと勉強すればよかったかな…。
 聖都エルサレムは不思議なほど平和。教会の鐘が鳴り響く横で、コーランがスピーカーから大音量で流れ、その中をユダヤ教徒嘆きの壁に向かってお祈りをしている。本当にそんな風景。
 イスラエルといえば、やっぱりスウィーティー。あの、グレープフルーツ系の柑橘系の緑色の果物。地元ではそう呼ばないみたいだけど。100%果汁ジュースに病み付き。基本的に柑橘系の飲み物が好きなので、まさにビンゴ。とはいっても、かなり物価高いですが…。
 今日は、残りの聖地であるイスラム教の岩のドームを訪問。イスラム教の三番目の聖地として知られる。とはいっても、ここは信仰の場所。朝一番に行ったものの、10時を過ぎると、時間切れだと追い出される。モスクの中は、イスラム教徒オンリーなので、入れなかった。
 その後、オリーブの丘と呼ばれるエルサレム近郊の丘へ。タクシーに昨日と同じ四人で乗る。ところがそのタクシーが、

 「見事に交通事故未遂」

 を起こしてくれます。猛スピードで対向車と衝突しそうになり、あわててよけようとしたら、住宅の壁に激突寸前、でブレーキ。本当に寿命が縮まる。ちなみにタクシーを待っている間にも、近くの道路で軽い車同士の追突事故。ぶつかった後を見て、まあいい矢という感じで済んだが。とはいっても、そこらじゅうを走っている車に、ぶつかって凹んだ後が…。大丈夫なのでしょうか…。オリーブの丘から見下ろすエルサレムは、又違った雰囲気。
 昼ごろから、ベツレヘムに向かう。今度は三人で。バスに乗って、パレスチナ自治区との分離壁へ。そこでバスを降りて、パスポートチェックを荷物検査を経て、パレスチナ自治区へ入る。この分離壁、かつてのベルリンの壁を思い出す。高さ7
、8メートルくらい。天井には高圧電圧が流れている。イスラエル側には、平和を作りましょう、パレスチナ側には、われわれはテロリストではない、といった落書きが…。非常に対象的。
 ベツレヘムパレスチナ自治区に位置するものの、イエスキリストの生誕の地として有名である。ベツレヘムで生まれ、エルサレムで人生を終えたイエスキリストの教えが、世界中に広まっている。狭い範囲の人生ではあったが、不思議なものである。十キロも離れていないくらいである。またイスラエルとは違った雰囲気であった。
 なぜか今の宿には、日本人がかなり多い。本当に、ここは日本化というくらい。明日からどうしようかな…。考え中。でも旅先だと、普段の生活では出会えない人に出会えて、すごく新鮮だし、すごく楽しい。実際旅先で知り合って、今でも親交が続いている人も少なからずいるし。やっぱり、出会いって大切ですね。今日一緒に旅している人たちとも、近々それぞれ別の道に行くだろうけど、ささやかながらもつながっていけたらいいな、と感じる。