中東日記 6

miyatan2007-10-21

 我が母校の早稲田大学が、本日をもって創立百二十五周年らしいです。

早大が創立125周年 首相「大隈翁の精神は脈々と」

http://www.asahi.com/life/update/1021/TKY200710210130.html

 百二十五周年って、すごいですよね。あの場所に百年以上…。最近大学近辺に全く行っていないので、久々に行ってみたくなりました。大学周辺のお店も、色々と入れ替わりが激しいみたいで、入学当事と比較するとかなり顔ぶれが変わっています。基本的に通学経路の関係上、馬場歩きってあんまりした事無いけど、結構いいお散歩コースですよ。どうでもいいのですが、この記事読んで、初めて福田首相早稲田大学(しかも政治経済学部)出身ということを知った…。

 更に本当にどうでもいいけど、私何を隠そう、本日を持って運転免許所得十周年です。10月21日が大学の創立記念日で授業が無くて、二俣川の試験場に取りに行ったので。筆記試験90点以上合格で、90点でギリギリ合格したという、危険なドライバーにもかかわらず、いまだにゴールド。(笑) (たまにしか乗らないだけ) 初ドライブは湘南の国道134号線、逗子から鎌倉の海岸を越えて、江ノ島まででした。平日にもかかわらず、大渋滞だったけど。あの辺の景色も十年たっても、変わりませんね。渋滞ひどいけど、お勧めのドライブコースです。


9月28日(金)
 早朝、旅の共に別れを告げる。一足先にアンマンに戻っていく。今日帰国の人もいるし。ペトラ遺跡に行く。一人で回ることに。入場料21ディナール。日本円にしても3500円以上という、かなりありえないくらい高い入場料。ヨルダンで最初に世界遺産に指定された、紀元前のナバタイ人によって築かれた街。岩山が削られ、彫られ、大きな宮殿や王家の墓が立ち並ぶ。なんとまあ壮絶な風景。インディジョーンズの最後の聖戦の舞台になったところ、らしい。マチュピチュ、までは行かなかったけど、かなり感動する風景。シークと呼ばれる、岩山にはさまれた狭い谷間にある道を進む。途中、ガイドのお兄さんと仲良くなって、一緒に写真を撮る。ひたすら歩いて、やっと眼前が開けたと思ったら、目の前にはエル・ハズネという神殿風の霊廟が聳え立っている。幅30メートル、高さ43メートル。建物の中に入れるが、それほど広くない。インディジョーンズの風景は、嘘っぱちである。(笑) 大昔に、これだけの岩山をくりぬいて、これだけの都市を築いたというのだから、人間って不思議で神秘的だと思う。隊商都市。太陽の光加減によって、岩肌の色が七変化のように変わって見える。地震で崩壊して、見捨てられて、一千年以上の間人類から忘れされれて眠っていて、十九世紀初頭に噂を聞きつけた探険家によって発見され、世界にその存在が伝えられたという。それまでの間放置されていて、それこそ砂漠の合間の谷間なので、何人も近づくことなく、当時の姿がそのまま残っていたという。
 更に歩いていくと、ローマ円形劇場、凱旋門、柱廊、などなど。かなり生活のあとがあった。途中のお土産さんのおじさん、不思議な首飾りを見せてくれた。そこには、ちょっぴり恥ずかしい、いわゆる男女結合像が…、描かれていた。とにかく、広くて暑い。奥のほうに続いている道があった。更に険しい山道を抜けると、エド・ディルと呼ばれる修道院跡。下から見るとすごい迫力。こちらは高さ45メートル。言葉では言い尽くせない、壮大さ。同じように、岩山をくりぬいてできていた。あんな大昔に、どのようにしてあれだけ高いところまで、彫刻のようにして彫ることができたのだろうか、不思議である。
 帰り際、何故かベドウィンの子供に捕まる。子供、といっても十代後半だろうか。日本の踊りを教えてくれ、といわれたので、かなり適当に盆踊りのまねをする。一応、炭坑節のつもりだけど。そういえば、昔アルゼンチンに行ったときも、盆踊りをかなり適当に教えて、楽しんでいたな。なんか、こういうときにビシッと教えることができるものがあれば、世界中どこに行っても楽しめるのにな、といつも思う。でもまあ、堂々とそれっぽく恥ずかしがらずにやれば、日本の踊りとして認識されるのだろう。開き直って、「炭坑節」をイメージした自己流日本の踊りを教えた。そのかわり、というほどでもないけど、ベドウィンダンスを教えてくれた。半分暴れているだけのような気もするけど…、とにかくベドウィンダンスらしい。
 さすがに丸一日、しかも急峻な山道まで歩いて、岩山をよじ登って、更に踊りまでしたので、相当疲れた。とりあえず、この旅の最後の目的である、ペトラ遺跡に行く、を達成して、一息つけた。翌日の朝、同じようにアンマンに行く人達が多かったためか、臨時バスをチャーターしたのかよくわからないけど、とにかく昨日聞いていたよりも一便バスが増えているらしいので、それに乗ってアンマンに戻ることにする。