比叡山延暦寺訪問記 後編

miyatan2007-12-01

 起きて風呂入って、しばらく休んで昼食食べて、ベッドに横になったら、気づいたら夕方で、夕食食べて、ワイシャツのアイロンをかける。なんか非常に無為な休日の過ごし方。疲れがたまっていたのだから仕方が無い、とはいうものの、なんか虚しい。しばらく間があいてしまったが、一応二週間前の比叡山編の続きを書く。



 山道を抜けて、最初についたのが西塔地域。ここで入場チケットを購入。共通券で通常は550円であるが、1dayチケットを見せると100円引きになる。西塔の中堂に当たる釈迦堂は、信長の焼き討ち後三井寺の金堂を移築したもので、比叡山では現存の最古の建物である。
 その後、シャトルバスで横川(よかわ)地区に移動。バスを降りると、たまたま比叡山大抽選会をやっていた。なんとなくくじを引いてみたら、なんとまあ特等である、「比叡山の紅葉の苗木」(三年生)が当たってしまった。当たったのはいいけど、正直植えるところないし、どうしよう。。。本当は、葛餅あたりを当てたかったんだけど。高さ60cm程度。持ち運ぶのも大変。かといって、捨てるのも忍びなく、とりあえず、持ち帰る事に。ここ横川地区は、比叡山の中でも最も奥地に位置する。神秘的な雰囲気とガイドブックにあったが、人が多くてそうでもなかった。少し歩くと、「往生要集」の作者である恵心僧都ゆかりの恵心堂があった。平安時代の僧侶で、極楽浄土に関する重要な文章を集めた仏教書の作者である。
 バスに乗ろうとバス停に戻っている途中で、急に雨が降り出す。天気予報は晴れのはずだったのに、山の天気は本当に変わりやすい。最後は比叡山バスセンターで降りて、根本中堂を目指す。根本中堂があるエリアと東塔があるエリアは隣接していて、両方訪問する。山々の隙間から見える琵琶湖が美しい。東塔の建物の横に「耳をすませて聞いてください」と書いてあるところがあり、よく聞くと水が流れる音が聞こえた。東塔に向かう石段の横で人が倒れていて、すごく心配だった。救助隊のような人がすぐに来たので、下手に色々手を出すよりは、その人に任せた。でもすごく心配。根本中堂はかなり大きい建物で、日本三大木造建築といわれているらしい。帰る頃には、雨というよりは、粉雪が舞っている状態。かなり寒かった。風邪ひいたかも…。
 紅葉は綺麗だったし、神秘的な雰囲気で、すごくよかった。心が洗われるような一日であった。かなり寒かったけど。