そうだ京都へ行こう

 と言うわけで、京都に行ってきた。冷静に考えてみたら、京都自体に行くのは一年半振り。大阪に転勤になって、近いから何時でも行けるや、と思っていたら全然行かなかった。今回の目的は、友人に会う為。更に前回京都に行った時にも、その人に会う為だった。もっとも「行った」というよりは、四国に行く途中に「寄った」のであるが。

 更に冷静に考えてみれば、一昨年の終わりに大阪に転勤になって、関西地区で会社以外の知人・友人に会うのがこれで初めて、という事に気づいた。一体、どういう生活を送っていたのだろうか…。周りに友人が少ない環境は、精神衛生上よくないなあ。

 京阪四条駅の改札前で待ち合わせ。地上に上がると、とにかく寒かった。その彼女の提案で、駅近くのロシア料理店へ。一番窓際の席で、眼下には川端通りと鴨川を望むまさに特等席。ビルの六階だったけど、さすがは京都、高い建物が少なくて落ち着いている。これで冬もう少し暖かくて、夏もう少し涼しければいいんだけど。ボルシチとサラダと、パイとパイ生地がカップの上に張ってあるスープ、そしてロシアンティー。紅茶に、バラのジャムを入れて飲むんだけど、うわさには聞いていたけど、これがなかなか美味しい。これだけのセットで千円くらいなので、結構リーズナブルに思えた。でも窓際の席の為か、なんか寒かった。来週ヨルダンとシリアに行くらしく、ちょうど前回の旅行の時のデジカメの写真もあったので、そんな話をずっとしていた。

 鴨川沿い、八坂神社〜円山公園清水寺とか、祇園の街中など散歩してみたい場所は沢山あるんだけど、あまりにも凍えるほど寒いので、断念。関東も、関西も、下手したら今夜雪が降りそうなくらい寒い。結局その彼女の提案で祇園四条通沿いにある甘味処のお店へ。「くずきり」で有名らしい。値段は若干張ったけど、いかにも京都らしい雰囲気のよい店だった。

 夜には用事があるそうなので、日が暮れる前に別れた。会ったの久しぶりだったけど、あっという間の時間だった。大学時代に旅行先で知り合って、偶然五歳違いで誕生日が一緒で、すっかり長い付き合いになっている。いよいよ大学院を卒業して四月から就職との事。年下だけど、知性・行動力があって、性格もルックスもよくて、いつも感心してしまうし、尊敬したくなる。

 旅先で知り合った人と交友関係が続くのは、すごく楽しい。本当はもう一人会いたい人もいたんだけど、連絡つかず。。。すごく充実した一日だった。