副都心線とミッドタウンと表参道ヒルズ

 先日、最近開通した東京メトロ副都心線に乗った。ついでに、東京ミッドタウン表参道ヒルズにも行ってきた。

 元々吉祥寺で知人に会う予定だったが、前日から体調が悪いようで、当日になって再度キャンセルの連絡が入った。その時点ですでに東横線に乗っていて、渋谷で井の頭線に乗り換える予定だったが、その時点で行き先を六本木に変更。元々夕方別の友人と高田馬場で会う約束だったので、それまでの時間潰しにと。武蔵小杉で目黒線に乗り換えて、六本木一丁目で降りる。でも実を言うと、普通に中目黒で日比谷線に乗り換えて六本木駅で降りた方が早かった事に気づく。仕方なしに炎天下十分近く、ミッドタウンまで歩く。なぜか頭の中で、鼠先輩の「GIROPPON」が流れる、昔だったら六本木心中とか六本木純情派だったかもしれない。

 元々防衛庁の跡地。六本木ヒルズは一昨年位に一度行ったけど、こちらは初めて。六本木ヒルズは森ビルだけど、こちらは三井不動産ヒルズは巨大な迷路のようだったけど、こちらは意外とこじんまりとしていた印象。オフィスフロアが広くて、意外と商業エリアは狭かった。りっつカールトンも入り、ゴージャスなつくりで、大人びた雰囲気である一方、物価が高い。。。ちょっとランチ食べようにも、あまりにも高い。。。全体的に、大人の雰囲気が強く、新丸ビルあたりと近いかもしれない。

 その後、表参道まで歩く。青山墓地経由で。赤坂とか青山とか、都内でも、というか日本でも屈指の地価が高いエリアだけあって、ハイソな雰囲気が漂う。プラダの店舗のタワーがかなりすごい形をしていた。

 表参道ヒルズに行く。とにかく構造がよくわからない。坂道に合わせた形で、三角形の建物には何重にもスローブがあり、よくわからない。蔦が絡まっていて独自の雰囲気があった同潤会アパート跡地。表参道自体そのイメージが強かったので、それがなくなって残念。最も部分的には再現されていたけど。とにかくこの周辺は、高級ブランド品のお店が多かった。

 そして、表参道駅から半蔵門線に乗り渋谷へ行き、ついに副都心線に乗る。とにかく初めから急行運転ありきだったので、早いこと早いこと。乗ったのは急行だったが、あっという間に新宿三丁目、池袋、小竹向原と着く。とりあえず、小竹向原で折り返して、今度は各駅停車に乗る。東新宿駅で急行列車の追い抜きを行った。渋谷まで戻り、再び各駅停車に乗る。西早稲田駅で降りて、そこから高田馬場まで歩く。早稲田大学理工キャンバスの横にも出口が開設されている。

 全体的に、有楽町線副都心線西武線東武線が複雑に乗り入れするので、ダイヤが非常にわかりづらい。まあもっとも、小竹向原まで行けば、一通り乗り継ぎはできるみたいだけど。開通直後はダイヤが混乱していて、かなり評判が悪かった。最近はあまり聞かないけど。小竹向原なんて、本当にローカルな駅が随分と取りざたされているものである、結構普通にローカルな住宅街なのに。

 東京最後の大型地下鉄、になりそうである。明治通り直下、という事でカーブが少なく、山手線、埼京線湘南新宿ラインを意識して急行運転しているのは使い勝手がいいが、ちょっとダイヤが複雑と思えた。今後東横線との直通運転が予定されているが、そうなると渋谷が始発駅でなくなるので、今でもただでさえ混んでいるのに、渋谷から座れなくなりそうなので、ちょっと気分的に複雑である。埼玉方面から横浜方面のアクセスがよくなっても、横浜から埼玉方面に行く事は滅多にないので、横浜側の人間にはあまりメリットがないと思う。田園都市線東武伊勢崎線が直通しても、田園都市線側ではあまり評判よくなかったようだし。

 まあもっとも、少しでも山手線や埼京線の混雑が緩和されれば、それはそれでめでたしだと思う。