選択と集中 (洗濯機の話)

 とりあえず、今日は書く事もないので時事ネタで。

三菱電機、洗濯機から撤退 携帯電話に続き事業絞り込み
http://www.asahi.com/business/update/0912/TKY200809120222.html

 そういえば、昔中野に住んでいた時に使っていた洗濯機は、三菱電機製だった。元々、祖母宅にあったのを引き継いで使っていたんだけど。今考えると全自動じゃなくて二槽式で、しかも洗濯機置き場が部屋の外で、よく使っていたなと。。。冬場の寒い時とか、ガラス戸開けて洗濯槽と脱水槽と、交互に入れ替えて洗濯していたし。手がかじかんでしまっていた。

 まあ、国内シェア六位だし、他メーカーが高付加価値製品のドラム式にシフトを移している中で出遅れていたし、白物家電業界自体国内市場が飽和だし、価格競争に晒されているし、これ以上特別需要が伸びるとも思えないし、シェアを一気に巻き返すだけの技術開発に投資しても、どこまで先行メーカーに追いつけるか疑問だし。客観的に見ると、賢明な判断にも思える。

 まあもっとも、現場の人間、特に現場の技術者から見たら、撤退に対して無念に違いないだろうけど。

 最近多いですね。ブラウン管テレビ撤退とか、携帯電話撤退とか。大手総合メーカーも、低シェア製品からは撤退して、利益が取れる所、売り上げが伸びる市場、自社に強みのある技術が生かせる製品に集中してきている。満遍なくやるよりも、集中する事業を決めてやっていく時代に変わってきていますね。。。

 まあうちの会社も、入社してから何度か事業撤退とか譲渡とか見てきたし。同業他社の事業撤退とかも何度か見てきたし。
 
 これからも、きっと同じような事はあるでしょう。