思い出の結婚式
木曜日は東京出張、金曜日は確信犯的な超計画的有休で、おととい土曜日のY下氏（さとし）の結婚式にのぞむ。
高校の友人で小学校教師のS氏と大船駅で待ち合わせ、湘南新宿ラインの快速で一気に池袋へ。一時間足らずで着いて、意外と近かった。
会場は、池袋から少し目白寄りに歩いたところにある、自由学園明日館というところ。とても、あの池袋は思えないくらい静かな場所だった。池袋の近くで生まれた私も今回まで全く知らなかった。というか、池袋近くの出身のうちの母親ですら、全く存在を知らなかった。
http://www.jiyu.jp/tatemono/myonichi.html
自分の中で一番付き合いが長くて、なおかつ一番大事な友人の結婚式。中学三年で同じクラスになって以来、高２で同じ文系クラスに進み、卒業までずっと同じクラス。カナダのホームステイも同じ都市で、北海道の修学旅行でも同じ班で、小樽に二人で行ったのが結構いい思い出。冷静に考えてみれば、自分の生きていた人生の時間の中で、半分は「あいつの存在があった」ということになる。ここ一〜二年くらいはお互いに仕事が忙しくて、住む場所も離れてしまって、会う機会も少なかったけど。
正月の新年会での電撃発表は本当に驚いた。というか、この電撃発表を聞くまで、彼は恋人すらいた事がなかったはずなので。お互いに過去の恋愛履歴は知り尽くしているので。
高校を卒業後、海老名から横浜市青葉区に引っ越し、一年浪人したあとで一橋大学法学部に合格。お互いに大学受験のときに一年浪人していたから、色々と励ましあって。私が中野にて一人暮らしを始めると、同じ中央線沿線という事でよくアパートに転がり込んで、夜通し語り合ったこともあった。一緒にインドに旅行に行った事もあった。というか、私の人生の中で唯一の海外二人旅。これ以外の海外旅行は、基本スタート地点では全て一人なので。男声合唱団のチケットを売りつけられ（笑）、見に行ったこともあれば、私が出演する演劇のチケットを売りつけ（笑）、来てもらった事もあった。
途中で彼は洗礼を受けて、キリスト教徒になった。高校時代のカナダの影響が大きかったらしい。うちの高校、キリスト教の高校の割に洗礼を受けている人が少ない。私は紆余曲折を経た後で最終的には就職したが、彼は卒業後も数年間は司法試験の勉強を続けた。何度か挑戦して、結局断念して、一念発起して就職活動、とある製薬会社の法務部に職を得ることになった。最初は実家から通っていたが、途中から西武池袋線の中村橋駅の近くで一人暮らし。そこで教会に通うようになり、教会活動で新婦と知り合ったらしい。出会ってからプロポーズするまで、一年もなかったという。
教会ってそういう出会いの場所なんでしょうか、、、とも思えた。新婦は三歳年下、奇しくも彼の妹さんと同い年。地方公務員をしているという。少し大人しそうだけど、笑顔がかわいらしい女性という印象。妹と弟がいるみたいで、一番のお姉さん。
会場でY氏と合流。彼も三年前に結婚した。結局中学高校関係で、式に招待されたのはこの三人だけである。私とS
氏はまだ独身。招待客は、教会関係者が多かった。
建物はかつては校舎として使われたもので、重要文化財にも指定されている非常に独特な雰囲気がある。貸切状態。司祭が式の司会を務め、時々賛美歌を全員で歌う。どっかで聞いたことのある曲ばかり。キリスト教の学校出ていると、こういう時に得するかも。司祭いわく、教会で出会いがある事は素敵な事なんです、だとさ。実際どれくらいいるのかなあ。。。
披露宴の会場へと移る。ちなみに、彼の大学関係の友人と同じテーブルになったものの、全く横の会話はなかった。意外と会社関係も多かった。教会関係者が一番多かったけど。あとは、親戚とか。新婦の友人として招待された女性がスピーチしたけど、後になって実は新郎の妹と高校同級生であるということが判明した、という狭い世界にもびっくり。フォアグラが出たり、とにかく豪華極まりない食事だった。さすがにビールは飲まなかったけど、シャンパンとかワインが結構強くて、少し酔っ払った。途中でケーキカットが入る。お互いにケーキをスプーンでとって、恥ずかしながらも口に入れてあげる。ちょっと羨ましい。。。
食事も終わり、別の部屋に移動する。ブーケとスライドショーのイベントが。芦ノ湖への遠足、カナダのホームステイ、などなど。というか、スライドショーでなんか人が写った写真を勝手に使われているんですけど。。。(--; インドに行った時の。後で出演料もらおうかな。。。
来たときは雨が降りかけていたのに、外に出るとびっくりするくらい晴れていた。まるで二人の門出を祝福するかのように。最後に彼の家族とも挨拶して、高校の同級生三人と一緒に記念撮影をする。よく彼の実家に電話かけたし、何度か行った事もあるので、かなり顔馴染み。
その後は三人で池袋でお茶したりして解散。二次会も特になかったので。当分は中村橋で生活するみたい。子供は三人欲しいらしい。ホント、おめでとうございます。
なんかこういう日記書くと、お前はどうなんだとか言われそうだし、事実彼の母親からも聞かれたけど、ここで宣言しちゃいます。
「２０１０年には結婚します」
とはいうものの、叶わなかったら嫌だし、別に結婚は慌てる必要もないし、ホントはまだまだ独身生活を存分楽しみたい、というのが本音だから。まだまだモラトリアム楽しみたいし。式をどうせ挙げるなら、海の見える場所がいいなあ。勿論相手の意向もあるけど。もうちょっと延期して、ここに宣言します。上の一文は取り消し。
「２０１２年６月、YOKOHAMAにて結婚式を挙げます」
相手は、まだ秘密です。（笑） とりあえず、念ずれば願いは叶う、と思うので。我ながら、爆弾発言。
みなさん、ぜひとも来てください。
