北京旅行 前編

miyatan2008-10-15

 とりあえず、決算説明会終了。予算も決算も月一の定例会議も終わり、やっと一息つけた。次の旅に出る前に、まだ記憶の残っているうちに前回の旅の振り返りをしたいと思う。7月の北京旅行である。

7月23日(水)
 6:13の大日駅発の空港バスで関空に向かう。早く着きすぎて、空港のカウンターですらまだ開いていなかった。生まれて初めてのマイレージ旅行。今までは貯まったマイレージは、親孝行で両親にプレゼントしたり、あるいは景品をもらっていたので。とはいうものの、サーチャージやら空港税やらで、追加で二万円近く取られる。サーチャージ高過ぎ。。。

 10時発の全日空159便。北京オリンピックの直前なのに、びっくりするほど飛行機はすいていた。全座席のうちの二割程度しか埋まっていない。全日空に問題があるのか、北京に問題があるのか、関空の凋落を示しているのか、よくわからない。逆にオリンピック直前だから、旅行先として控えられているのかもしれない。開催期間中は宿泊代が3割程度上がるらしいので。

 三時間程度で北京空港に到着。意外とあっという間である。噂には聞いていたけど、北京国際空港が近代的でびっくり。建物がとにかく屋根が高い。1999年に日本のODAで大改造を受けて一気に近代的になり、拡張されたそうである。

 丁度数日前に、空港と北京市内を結ぶ地下鉄が開通したばかり。なんという、グッドタイミングーーー。出来立てほやほやの空港駅から地下鉄に乗る。別のターミナルによってから市内に向かう。郊外は殆ど地上を走り、中心部に近づくと地下にもぐる。東直門駅に到着、環状線に乗り換え、程なく「長椿街」駅に到着。六年前に始めて北京に来た時と同じホテルを予め予約しておいた。降りてみると、昔の記憶が少しずつよみがえる。北京飛鷹というホテル。宿泊費の高い北京で日本円で一泊三千円強なので、まずまずリーズナブルである。バストイレ付。ただ、少し汚いのが難点。

 一休みしてから、オリンピックスタジアムを目指す。通称「鳥の巣」、正式には北京国家体育場というらしい。オリンピック公園として、周辺は整備されている。すぐ近くまではいけないので、少し離れた場所から写真撮影をする。見れば見るほど不思議な建物である。このスタジアムを「鳥の巣」と名づけたセンスは意外といいかもしれない。隣接して北京国家水泳センターがある。こちらは通称「ウォーターキューブ」。いずれにせよ、不思議な形をしている。

 現地時間の2008年夜8時8分に開会される北京オリンピック。勿論中国では初めて、アジアでも夏季オリンピックは、東京、ソウルについで三箇所目である。国家の威信をかけて、国がかりで盛り上げていこうとしている。

 それにしても、前回の北京訪問時と比較して、驚くくらいの地下鉄が増えた。丁度旅行数日前に、新しく三路線くらい開通したらしい。今でも新しく建設中である。新しく出来た地下鉄はとにかくきれい。東京や横浜と比較すると、大阪の乗客のマナーの悪さに日々イライラしているが、北京はそれ以上である。東京や横浜の電車は、降りる客が全員降りるのを待ってから電車に乗るのが一般的。大阪は、全員折りきる前に我先にと乗り込んでいくので、マナーが少し悪い。北京に至っては、地下鉄の扉が開くのと同時に、降りる人は下りて、乗り込む人は乗り込む。極端に言えばそれくらい。それはそれで話のネタになるけど。さすがに、以前と比較すると、公共の場で痰を吐く人は減っている印象を受けた。国がかりでマナーの改善に努めているのかな。結構堂々と、「痰を吐くな」といった注意書きがされている。

 北京って都会だね。メイン道路は片側七斜線くらい、そのうちの二車線は自転車専用道路。自転車のために二車線。日本では考えられないくらい。まあ、北京中心部はだだっ広くて平坦だし。いい意味でも、悪い意味でも、肥大化する大都市、その一方で路地裏には少し懐かしい風景、そんな街である。

 (中編に続く)