北京旅行 後編

miyatan2008-10-17

 ようやく一週間が終わる。。。この週末は特に予定もないので、のんびり出来そう。

7月25日(金)
 北京三日目。天安門広場を目指す。地下鉄でもすぐだけど、バスに乗ってみる。結構混んでいる。バスも慣れてしまえば便利な気がする。天安門広場の近くで降りて、近くの地下道から広場に向かう。警備が厳重で手荷物検査も行っていた。

 六年前にも行った事がある。もっともその時は、天安門広場だけで中には入っていない。故宮へと向かう。英語にすると「Forbidden City」。禁じられた都市。格好よすぎです。中国語読みではグォコン。思わず「合コン!?」と聞こえてしまう。

 とにかく広い、の一言。そして建物が大きい。世界遺産でもある。かつて、明、清の歴代皇帝が暮らした地。

 今回、国内旅行の延長のような気分で中国に来ていたけど、デジカメの充電がされていなくて、初めからあまり残っていなかった。初日から、電池を消耗しないように気をつけながら写真を取ってきたけど、ここに来て電池切れ。もう泣きたい気分。開き直って、思い出は写真に残すものではなくて、心に刻むものと。

 言葉にならないくらい立派な建物。さすが中国、とただ感歎。半日がかりで、何とか回る。足が棒になりそう、とはまさにこんなことなんだろうなあ。

 しばらく歩いて、北海公園近くにある「京味麺大王」というお店に入る。地球の歩き方にも載っているお店い。炸醤麺というのは、北京伝統の家庭料理で、ジャージャー麺に近いものである。お店のスタッフは、清代の衣装を着ている。値段も味も手頃なお店だった。

 什刹海へ行く。どことなくお洒落なエリア。昔は相当広い湖だったらしい。時折泳いでいる人がいる。公園ではないけど、なんとなく井の頭公園をイメージさせる。しゃれた感じのカフェやバーが、湖沿いに立ち並ぶ。のんびりした雰囲気がいい。

 北海公園に行く。世界で最古の皇室庭園といわれているらしい。水墨画の世界のような、落ち着いた公園。九龍壁もある。故宮にもあったけど、とにかく龍が沢山描かれている美しい壁。この公園もとにかく広い。

 とにかく歩き回った一日。やっぱり北京に来たからには、「北京ダック」を食べなければ始まらない。簡単に見つかると思っていたものの、意外とお店が見つからない。やっとの思いで王府井にてお店を発見。残念ながら北京ダックの老舗「全聚徳烤鴨店」は丁度行ったときには閉店のお時間だった。香港美食城というお店で北京ダックを発見。ハーフとか少しという選択肢がなくて、丸ごと一匹を注文。店員さんに「これ一人で食べるの?」という驚きの目で見られる。テーブルの上に運ばれてきたダックを、店員さんが手際よくさばく。ダックの顔が恨めしそうにも見えた。夢の中に出てきそう。ありえないくらいの量だったけど、気合で完食。やっぱり、中国に来たからには食を楽しまなきゃ。

 たまたま居合わせた日本人駐在員と、日本語ぺらぺらの中国人スタッフと仲良くなる。駐在員のおじさん、単身らしく大変そう。思いっきり、大学生と勘違いされる。社会人になっただいぶ日が経つと思うけど、そんなに幼く見えるのかな。。。

 オリンピックグッズショップでお買い物。マスコットが五匹いるのが、なんとなく商売じみている気がする。ロサンゼルスオリンピックのイーグルサムは一匹だったのに。長野オリンピックのスノーレッツも二匹。ぬいぐるみ五体全部買わせる魂胆か。。。マグネットセットを家族へのお土産に買う。


7月26日(土)
 朝起きてから体調が悪い。とにかく体がだるい。お腹の調子が悪い。観光らしい観光も出来ずに、昼まで過ごす。空港に戻り、全日空機に乗り帰国。思い当たる節は沢山ある。とにかく一日中、日常生活では考えられないくらいの距離をひたすら歩いた。ただでさえ運動不足で、体を動かすことに慣れていないのに。帰国後もまだ体調が悪く、空港の診療所に行く。海外旅行保険が利くはずだけど。多分、薬飲んで睡眠とったらすぐに治ると思うけど。明日が日曜日で、本当によかった。とりあえずゆっくりと休むことにしよう。

(完)