南紀白浜温泉

miyatan2009-01-31

 先週の火曜日だったかな、代休だったので、和歌山県の白浜温泉まで行ってきた。青春18切符の最後の一回分使って。丁度20日が、有効期限だったので、期限ギリギリで。

 家を出たのが朝六時ごろ、JRを三回乗り継いで、白浜駅に着いたのが11時。思っていたより遠かった。紀勢本線は、窓から時折海が見えたり、みかん畑が見えたりで、のどかな景色で心安らいだ。

 JR白浜駅は市街地から少し離れているので、中心部まではバスに行く事に。わけもわからないまま、勧められるまま、地元のローカルバス「明光バス」の一日乗車券を購入。

 三段壁という絶壁へ行く。ここから望む太平洋が壮大で美しい。激しい潮騒が、崖を削るかのよう。時には激しく、時には優しく。かつては熊野水軍の隠れ家でもあり、その険しい絶壁は自殺の名所でもある。その為か、「いのちの電話」というものがある。思いつめて死にたくなったら、電話するとそれを止めるように説得してくれるらしい。牧師さんか誰かがやっているみたい。

 崎温泉という温泉に行く。波が打ち寄せる海岸の目の前にある露天風呂の岩の温泉。少しお湯は塩辛い。でも、ここ最高に良かった。丁度天気も良く、燦々と照りつける太陽、目の前には太平洋の荒波、青森の黄金崎温泉も良かったけど、今まで行ったことのある温泉の中でも一、二を争うくらい。一応男女別になっているんだけど、少し歩いた場所から男風呂って、丸見えだったりする。その一方でさすがに女風呂は敷居が多くて全く見えないという。微妙に男女逆差別かも。まあいいかも。

 少しはなれたところに、白良温泉というのがあり、こちらにも入る。こちらは、温泉とはいえ殆ど地元の共同浴場。シャンプー、石鹸が備え付けられていなくて、もって来れば良かったと少し後悔。地元のおじいさん、おばあさんばかり。でも、こんなに温泉を楽しめる場所に住んでいるのが、羨ましい。昼間なのに、意外と人が多かった。

 白良温泉のすぐ横の白良浜。名前の通り、白い砂浜。内側に湾曲している所に、防波堤の役割を果たしている人口島があるので、驚くほど波が静かである。夏場は、海水浴場として賑わっているらしい。やわらかい白い砂浜。さすがに季節外れで人は少なかったけど、すごくロマンチックで素敵な場所。

 たまには少し遠出してのんびりするのもいいなあと思った。すごく幸せな一日だった。結構温泉好きなので。お勧めの温泉、海岸があったら、ぜひぜひ教えてください。