横浜開国博「Y150」

miyatan2009-09-17

 先週の土曜日、横浜開国博「Y150」に行ってきた。まあ、地元でもあまり話題になっていないけど、どんなものかなあと思って。それにしても入場料高い、2400円って。節約のために、5時以降のナイトチケットで入る事にした。こちらは1200円。いったことのある人曰く、イベントのタイムテーブルさえ頭に入れておけば、それで十分だとか。

 イメージキャラクターが、たねまる。船に乗った種。なんか微妙だけど、まあこんなもんかな。ひこにゃんには到底勝てないけど、せんとくんよりは可愛いし。

 ベイサイド会場とヒルサイド会場に分かれての開催で、ベイサイドエリアに行った。主に赤レンガ倉庫周辺で、有料会場と無料会場に分かれている。

 やはり、地元でもあまり話題になっていないだけあって、こじんまりとした印象。細切れのように会場がある感じだし。前回の1989年、平成元年に開催された「YES89」の横浜博覧会に比べたら。通算四回くらい行った気がする。まあ折りしもバブルの真っ盛り。あのみなとみらいエリア一体、桜木町駅の海側が全部会場でしたから。

 ナイトチケットの時間まで無料エリアで過ごす。ずっと工事中だったいわゆる「象の鼻」地区が、いつの間にか公園として整備されていた。結構のんびり出来そうな公園。大桟橋会場はでかい「たねまる」の人形が出迎えてくれた。赤レンガ会場の横では、世界各地の物産展をやっていた。

 夕方5時になったので、会場に入る。はじまりの森会場に入ってすぐに、巨大蜘蛛「ラ・マシン」のショーがあった。フランスからやってきたらしい。でも実を言うと、この巨大蜘蛛、隣接する歩道橋の上からちゃっかり見えちゃっているっぽい。一番の見世物、ということもあって、確かに迫力はあった。

 横浜はじめて物語では、開国以来横浜で始まった文明が展示されていた。何より、当時の衣装をまとった人が、アイスクリーム、クリーニング屋、パン、石鹸、などが明治になって横浜に入ってきた頃の様子を、かなり上手く解説していたのが印象的。

 日産のシアターでは、電気自動車が展示されていた。電気自動車、音も静かで、排気ガスを出さないのは理想的だけど、まだまだ道は遠い気がする。充電するための電力を作るために石油を燃やすのと、ガソリンとして直で燃やすのでは、前者のほうが送電途中で電気のロスがあるので環境にかえって悪い、という話もある。馬力も弱ければ、長距離も走れないという。まあ、空気汚さないのは理想的だと思う。

 アースバルーンは、環境汚染されている地球の様子をイメージにして、音楽とともに浮かべるショー。バルーン自体よりも、背後に見えるみなとみらいの夜景とのマッチが、すごく綺麗だった。

 「BATON」という映画は、行ったときには2部と3部しか上映されていなかった。1部は今年の春位に上映していたらしい。何度か会場に足を運ばないと全部を見れない、という結構いやらしい設定。内容は、近未来のロボットの逃避行のストーリー。主演の声は市原隼人で、ヒロイン役の上戸彩の声が可愛かったくらい。個人的には、なんかいまいちだった。

 全体的に、まあ一日見れば十分かなあと。あまり期待していなかっただけに、逆にそれなりには楽しめた。一日どころか、4〜5時間あれば有料会場の殆ど全てのパビリオンを見れると思う。ラ・マシンは一件の価値あり、でもあれ多分、ワールドポーターズの横の歩道橋から見えるけど。

 バブル全盛期に開催されたYES89のほうが、パビリオンの数が半端じゃなくて、何度行っても全てをまわりきれなかったし、何度も行きたいと思わせる仕掛けがあったと思う。

 今月27日までやっているので、機会あれば、興味あれば、まだ見れますYO。