半ズボンの少年時代

 昨日から仕事が始まった。早速帰宅が十一時過ぎ。ふう。今日は定時退社日だったので、割と早めに帰れたけど。

 たまたま興味深い記事があったので、載せておきます。

消えた半ズボン少年… 「わんぱく」より「かっこよさ」 ママの好み変化
http://sankei.jp.msn.com/etc/071228/etc0712281128000-n1.htm

 ようは、ここ十数年くらいの間で、いわゆる男の子が履く半ズボンの丈が長くなって膝辺りまであるものが中心になり、腿の辺りまで見えるような今となっては昔風の半ズボンを履く少年が減ってきた、という記事である。少年たちの母親世代のファッション嗜好もあって、子供に膝丈前後のハーフパンツタイプの半ズボンを履かせるようになってきたそうである。

 我々の同世代、70年代後半から80代前半くらいの生まれの人にとって、小学生の頃に履いていた半ズボンって、腿が見えるようなタイプだったと思う。早い話が、ドラえもんのび太くんやスネ夫くん、サザエさんのカツオくんタイプの半ズボンである。

 特にそれが当たり前と思っていたし、寒い時期でも半ズボンを履くのが元気のある男の子の象徴みたいに見られていたし、友達と我慢比べに近い事をしたこともあった。個人的には11月後半が限界と思っていたので、それよりも遅い時期、冬の寒い時期でも半ズボンでいる友人たちがなんか、すごいな〜って思っていた。更に、それに裸足まで加わると、、、という感じであった。それに、スポーツタイプのハイソックスとかあわせるのが、多かった気がした。

 小学校の先生によっては、男の子は半ズボンで、女の子はスカートで登校すること、なんて指導していたのもあったと誰かに聞いた記憶がある。多分、今時そういう指導をしたら、今時の母親からは大バッシングだろうけど。当時は、ハーフパンツタイプの半ズボンを履いている男の子って、殆ど見た記憶がない。

 最近は全くの逆である。それどころか、体操着や私立小学校の制服の半ズボンの膝丈ですらどんどん長くなってきている、とも聞いた事がある。きっと、それが時代の流れなんでしょうね。勿論、サッカーやバスケのスポーツ選手がそういうユニフォームだったとか、ファッション雑誌に取り上げられていたとか、海外ではそっちのほうが一般的とか、きっと色々とあるんでしょうけどね。段々母親が、子供に対して過保護になってきた、というのもあるでしょうね。高校の同級生の某小学校教師S氏からも、そんな話を聞いたことがあるし。膝が見える半ズボンは寒いから子供に履かせたくないとかね。

 それとは反対に、うちらが高校卒業して大学に入学した頃の女子高校生のスカートの丈が、年々短くなってきて、同い年くらいの女性と感心しながらそんな話をした記憶がある。いわゆるルースソックス最盛期。(笑) 時代とともに、男性よりも女性のほうが寒さに強くなってきているのかもしれませんね、最近また元に戻ってきている気もするし。(笑)

 この冬になって、巷で言われている通りやたらと「カラータイツ」を履いている女性が多いと思う、特にピンク、紫、辺り。町を歩いているとそう感じる。そういう世代の女性が母親世代になると、またきっと子供服のファッションに強い影響を与える事でしょう。

 時代とともに、やはりファッションは移り行くもの。